
『エルダー・スクロールズ・オンライン』が待望のサブクラスシステムを公開、長年にわたるファンの要望に応える形となりました。新システムの詳細と今後のアップデート計画をご紹介します。
2025年『エルダー・スクロールズ・オンライン』大型アップデート発表
3,000通り以上のスキルライン組み合わせ

サービス10周年を迎える『エルダー・スクロールズ・オンライン』(ESO)は、4月10日の「ESO Direct 2025」で大規模アップデートを発表。コミュニティから長年要望されていたサブクラスシステムの導入が最大の目玉となります。
従来、新しいスキルツリーを利用するにはキャラクターを最初から作り直す必要があり、MMOプレイヤーの悩みの種でした。今回のサブクラスでは、キャラクターを再作成せずに複数のスキルラインを組み合わせられるようになります。

レベル50に到達後、ベースクラスから1つのスキルラインを維持したまま、他の2つを6つのクラスから自由に選択可能。3,000通り以上の独自組み合わせでプレイスタイルをカスタマイズできます。
リッチ・ランバートゲームディレクターは「徹底的なバランステストを実施し、パワーレベルの上昇を見込んだ上でも現状の調整に満足している」とコメントしました。
『ワームカルトの季節』配信開始

ゼニマックス・オンラインのマット・ファイアースタジオディレクターによると、今後は季節ごとのコンテンツモデルに移行し、実験的な要素を積極的に導入するとのこと。これによりゲームプレイの多様化とプレイヤーからのフィードバックに対応しやすくなります。
ファイアー氏は「魅力的な物語を追求しつつ、新しいアイデアやシステムを導入。リリース間隔を見直すことで、創作の幅とバリエーションを拡大します」と説明。

新章『ワームカルトの季節』では、10年前のモラグ・バルストーリーが続編となります。新ゾーン「ソルスティス島」を舞台に、ワームカルトの復活に立ち向かいます。
スーザン・キャスプロデューサーは「今シーズンは2025年大半を占めますが、今後は3~6ヶ月単位のシーズン制に。過去のストーリーを再訪する『リミックスシーズン』も計画中」と明かし、『暗黒兄弟団』をテーマにしたシーズンの実施を示唆しました。
「2025コンテンツパス」&プレミアムエディション詳細
4月11日、ESOはTwitter(X)で過去&新規コンテンツをまとめた「2025コンテンツパス」とプレミアムエディションを発表。パス内容は以下の通り:
● ダンジョンパック『堕ちた旗印』 - 配信中
● 『ワームカルトの季節』第1章 - PC/Mac版6月2日、Xbox/PlayStation版6月18日
● ゲーム内イベント『蠢く壁』 - 2025年第3/四半期
● ダンジョンパック『影の饗宴』 - 2025年第3四半期
● 『ワームカルトの季節』第2章 - 2025年第4四半期
両エディション限定コレクタブルアイテム:
● マウント「スカルトゥース・コーストダルゾーグ」
● ペット「黄金の鷲」
● メメント「メリディアの光の残滓」
6月配信の『ワームカルトの季節』第1章で解放可能。

5月7日まで早期購入特典として「魔術ギルド召還アクション」を配布。PC版は6月2日、コンソール版は6月18日まで追加特典(下記)が対象:
● マウント「10周年記念ライオンガード軍馬」
● ペット「10周年記念マッドクラブ」
● エモートパック「シェルタイド・ビーチ」

プレミアムエディションには過去全チャプター(『モローウィンド』~『黄金の道』)と全クラス(基本クラス+ウォーデン、ネクロマンサー、アルカニスト)が含まれます。
10年間の物語を経たESOは、未解決ストーリーの再訪などより深い叙事詩的展開を約束。現在PlayStation 4、Xbox One、PCで配信中です。