サウスパーク作者がパラマウントとスカイダンスの提携を批判

『サウスパーク』のクリエイターであるトレイ・パーカーとマット・ストーンは、パラマウントがシーズン27の初放映を2週間延期する決定に対し、不満を抱いています。実際、番組の脚本チームは番組のソーシャルメディアチャンネルを通じて声明を発表し、パラマウントとスカイダンスの間でまだ未決の合併が、このシリーズに悪影響を及ぼしていると主張しました。

「コメディ・セントラルが発表した『サウスパーク』の初放映日変更に関するプレスリリースに対し、トレイ・パーカーとマット・ストーンは次のように述べています：『この合併は完全な災害であり、『サウスパーク』を台無しにしている』」と、同局が7月2日に発表した直後に公開された声明には記されていました。「私たちはスタジオで新エピソードを制作しており、ファンが何らかの形でそれらを観られることを願っています。」

この二人によるコメントは、正式発表のわずか30分後に公開され、パラマウントの再編の中で長年続くヒット作がどのように扱われているかに対する彼らの不満を示しています。このシリーズのシーズン26は2年以上前の2023年3月に開始され、わずか6エピソードが放送され、その後、同年10月から2024年3月にかけてさらに3本の単発エピソードがリリースされました。

pic.twitter.com/gNwBAtjOh4

— South Park (@SouthPark) July 2, 2025

パーカーとストーンは合併が番組を混乱させた具体的な方法については明言しませんでしたが、コメディ・セントラル（『サウスパーク』を放送するネットワークの所有者）を傘下に持つパラマウントは、合併の中で、大規模なレイオフや突然の番組打ち切りに加えて、他のスケジュール変更にも直面しています。

さらに、スカイダンスとの合意は、技術的には7月7日という迫った期限まで未決のままです。FCCは、発表から約1年が経過した今も、この合併をまだ承認していません。

また、『サウスパーク』のストリーミング権利をめぐる法的係争も進行中です。HBO Maxが以前は独占権を保持していましたが、その契約は6月に期限切れとなり、パラマウントとワーナー・ブラザース・ディスカバリーが新たな条件にまだ合意していないため、エピソードは宙ぶらりんの状態です。エピソードは同プラットフォームで引き続き視聴可能であり、契約更新に向けた協議は継続されています——しかし、バラエティ誌によれば、パーカーとストーンは、パラマウント新社長に就任予定のジェフ・シェルが、WBDとネットフリックス両社との交渉に介入したと主張しています。

『サウスパーク』シーズン27は、当初予定されていた7月9日ではなく、7月23日にコメディ・セントラルで初公開されることになりました。